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【日時】2012.3/12(木) 17:20~20:00【場所】浦和南高校演劇部 【芝居】渡部美紗/作「やきもち方程式」 (生徒創作) ■■【往診内容】 ▼往診内容及び生徒さんの感想は、ブログ「若林医院」を見て下せ~まし。 ■■【感想】 顧問・茂木美好 ▼今日一番に思ったこと。演出にはやっぱり思いっきりの良さが必要だということ。作者や役者の子達がこうやりたいんだろうなぁとそんなことを考えながら演出つけていくと、ついつい気弱に、見ている側の居心地悪さのほうを無視してしまうことになる。 ▼これくらいはまっいいかですませてしまう、それでは芝居は全然リアルなものになっていかないし、3Dとして迫ってこない。 ▼それからもうひとつ。部員の役者として欠けてる部分って、そのまま顧問の私の欠点でもある、つまりよい子過ぎるってこと!?トラアナ参加して、若林先生に指摘されるまでそれを欠点と思わず生きてきたので(笑)、そのん十年の積み重ねはなかなか崩せない。 ▼身体の力を抜いてリラックスして。名詞をたたせてセリフをしっかりお客に届けて。同じことを言い続けてきたつもりなのに、若林先生ほどの変化を引き出せない。若林先生の指示は具体的かつ役者の生理に逆らってないんだろうなとそこまではわかるけど、真似できない。 とにかく若林先生の一言一言でとたんに芝居が生き生きと面白くなる。すごいなぁ。 ▼と感心しているだけでは芸がないので、あと1週間と少し、今日教えていただいたことをもとにがんばります。今日は本当にありがとうございました。
【日時】2012.3/6(月)、27(月)
【場所】天シアター・やまんね 【芝居】亀尾佳宏/作「オニんぎょ」 【参加者】学芸大付属高校演劇部、川越高校演劇部、劇団トラアナ(阿部、茂木、小宮、佐竹、浅田、若林) -----▼参加高校演劇部の皆さんの【感想】は、プログ「演劇のお医者さん・若林医院」(←「お気に入りブログ」にリンク)にアップしてあります。 ■■【往診内容】▼本年度7回目の若林トラ医院。 しかも天シアター・処女合宿。 いつも同じ治療項目を、違う言葉で説明している自分がいる。まあ、そのときの新鮮な言葉を使う訳だが、今回は「3D」。「芝居を3次元的に立たせる」コトをイメージして出た言葉。これが出来ると途端に芝居が本来の「見せ物」となって、観客に迫ってくる。呆れるくらいハッキリとした効果だ。 トラアナ理論も少しづつ具体性と帯びてきた。 ■■【感想】 浅田孝紀(東京学芸大学附属高校演劇部・顧問) ▼2回目の若林トラ医院、ありがとうございました。若林先生はもちろん、事前準備で小池先生には大変お世話になり、また当日は、特に阿部先生・茂木先生に、生徒の朝食の買い出し、ロブや外郎売りの指導など、大変お世話になってしまいました。夜中にもかかわらず駆けつけて意見を言ってくださった小宮先生・佐竹先生、布団運びを手伝ってくださった川越高校の生徒の皆さん、本当にありがとうございました。お陰様で、1日半の短い合宿でしたが極めて充実したものになりました。3学期は校内的な事情で、私がろくに部活を見られず、生徒も忙しくてろくにメンバーが揃わず、部活自体の回数も少ない時期です。そのため、合宿前日強引に通しをやっただけで秩父まで来てしまった状態でした。そのため、若林先生にデッサンのやり直しをしていただくような感じになってしまい、大変申し訳なく思いながらの合宿入りでした。その上、勝手にロブの指導までお願いしてホントすみませんでした。 ▼前回は私の創作脚本で、新劇的でウェルメイドを追究したストーリー芝居でした。それに対し、今回のは抽象的な舞台装置に象徴的な集団演技を交えた、いかにも現代演劇という感じの作品です。亀尾先生お得意の言葉遊びがふんだんに盛り込まれ、というより中核をなしているような脚本で、しかも全国大会優秀校公演で放映された有名作品です。この言葉遊びと優秀校公演のビデオにスポイルされず、どう乗り越えていくのかが課題でした。若林先生は、それをいとも簡単にぶち壊して下さり、まずそれだけでも大収穫でした。 ▼教えていただいた項目は、佐竹先生がうまくまとめてくださっています。茂木先生・阿部先生の感想もありがたいもので、演出をしていく上での心構えを私自身が反省する材料になります。先生方の感想と若干かぶりますが、今回私が一番学びたかったのは、集団演技の演出法でした。「関係性をつけて芝居の線を太くする」のを集団でどうするか。それは、「役者と観客の間にも関係性をつける」ことがキーポイントなのだなと気づかされました。たとえば、はじめに人形だった連中が、少しずつ動きながら人間になっていく、それを表すため一度全員でキリッと前を見る演出。これは単に人形が人間になったということを表すだけではなく、観客をドキッとさせて舞台に引き込んでいく周到な演出ですね。人が人の目と表情に引き込まれる心理を最大限に利用した動きだと思います。「見ることによって関係性をつけ、芝居の線を太くする」というのは、役者同士はもちろんですが、役者と観客の間にも共通する原理なのだと実感しました。また、集団演技であっても、しゃべっている時はその人が主役、ということ。これはつまり、舞台の中心は集団演技でも常に存在するということですね。トラアナで学んできたことからすればごく当たり前のはずなのに、応用できていませんでした。大変な反省点です。 ▼さんざん指摘された「真面目すぎてつまらない」という点は、うちの最大の欠点です。おそらく、これはかなり多くの学校にあると思います。私は部活の中で、よく「芝居が上品すぎる!」と言います。「はじけろ」とか「下品なことを平気でやれるようになれ」とか言うのですが、具体的な場面でたとえばこうしてみろと言わない限り、なかなかそこから脱却できないでいました。「不良のように、ヤクザのように、不真面目に。」というのは、つまり「リラックス」や「グダラ~」ですね。単に練習の成果を出すというだけではなく、そのレベルを乗り越えるためには、演技の上でも役者本人の心の中でも、不真面目さが重要なのですね。それはおそらく「緊張して舞台に立っている役者」から「普段の生身の人間」に近づける、ということなのでしょう。あの少年4人をもっといい加減にすれば、リアルなガキどもに見えてきます。その上、地声まで低くなって(しゃくりにならず)リアリティが出てきます。ホント、目から鱗という使い古された台詞を今回も実感しました。かつて本校は地区大会で、集団創作の芝居を55分申請で作ってきたのに35分くらいしか出来上がらず、私も生徒も「未完成の失敗作だ」と思いながらテキトーにやったら、意外にも奨励賞をいただいたことがあります。審査員曰く「あの脱力感がいいですね」。これを思い出しました。リキんだ芝居はどうしても嘘っぽくなってしまうということを、今回特に実感しました。▼中身についてはいくら書いても書ききれませんので、このくらいにしておきます。最後に「天シアター・やまんね」について。こけら落とし公演も、劇団400の公演も拝見し、実にいい施設だなあと思っていました。今回、県内の皆さんに先駆けて、ウチが初の合宿をやらせていただきました。いや~、ホント十分すぎる小屋です。武甲温泉にも近いし、食事と布団さえ何とかすれば、こんな素晴らしい環境はありません。ここに泊まるとなると、若林先生や天末線の皆さんにお世話にならざるを得ないのですが、機会があったら是非また使わせていただきたいと思いました。事前準備でお世話になった天末線の皆様にも感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 ■■【感想】 正智深谷高校・佐竹(夜のみ参加)▼うちの部活で4時から7時半まで、三時間半稽古したあと秩父に向かう。 やまんねに着いて、あたりは真っ暗。一瞬、もう稽古が終わってしまったのか?と思ったら、元気な高校生のセリフが聞こえ、あとはもう一気に三時間半、楽しく勉強させてもらいました。 ▼まとめとして… ①平面芝居を3D芝居にするための諸方策(2フレ、気付き、) ②人物造型に深みを持たせ、お客をたのしませるための諸方策(笑い仮面、感情を持つ、裏腹なセリフの言い方) ③芝居を整理し、組織する演出術 (ため、整理、エリア分け、全員が主役、緩急、ストップ、バラバラにまとめる、対比) ④リアリティーを持たせ、お客を見させる技術(低い声、ポロッと言う、ふまじめ、お客よりのリラックス、芝居の線、変化を見せる) などをやりました。全て勉強になりました。 ▼学芸大の生徒さんたちは、10時間くらい今日だけで稽古したそうです。まだまだ頑張らないといけないなと思いました。 ▼最後に演出指導をした若林先生が、誰が疲れようと何だろうと、元気に疲れず、あきらめず楽しんで演出しているのが、何よりすごいと思いました。 ▼歌の音程なども注意し、演出は本当に全てを監督しなければならないと、改めて思いました。ここはまぁいいや…というところがないのです。すぐ見習おうと思いました。 ▼若林先生、皆さん、お疲れ様でした。今日も稽古頑張って下さい。 ■■【感想】 浦和南高校・茂木美好▼楽しかったです。今回は前後いろいろ予定が詰まっていて、慌ただしかったのが残念。できれば診療の始まりから全部見学したかったし、部員の皆さんのビフォーアフターもしっかり確認したかった。武甲温泉にも入りたかったし、星空もゆっくり楽しみたかった。 若林先生、また次の機会にお邪魔させてください。 ▼ここのところトラアナに参加する度に「演出に必要な資質」ということを考えてしまいます。そしてそれが自分に足りないところばっかりで落ち込んだりもします。今回は「整理整頓能力」。 片付けは苦手。嫌いというより、やり方が今一つ身に付いてこない。気が付くと机の上も頭の中もゴチャゴチャに散らかっている。芝居の中身も同じ。居心地悪いし、気持ち悪いんだけど、何から手をつけていいかわからない。だからあきらめてそのままにしちゃう。整理整頓に悪戦苦闘するよりは居心地悪さを我慢する方を選ぶ。怖いのは、我慢しているうちに居心地の悪さも感じなくなる、まぁ鈍感になちゃうってこと。感性磨くどころかどんどん鈍くなる。 ▼若林先生はそこを決して放っておかない。ゴチャゴチャであればあるほど嬉しそうに片付けていく。即断即決。後回しにしない。これ片付ける上で結構大事なことらしい。ぐずぐず迷って物捨てられず、またまたみんな抱え込んでいつまでたっても片付かないのは、これみんな決断力がないせい。無駄なものは思いきって切り捨てて、残ったものをきちんと整える、これだけでみるみる線がはっきりして関係が見えてくる。その「これだけ」ができないんだけど。 ▼さらに難しいのは無駄をすべてなくしちゃってもだめだってこと。片付け過ぎてもだめ。適度に無駄や遊びも残しつつちゃんと秩序の中に組み入れる。きれいすぎない多少の不潔感?! やりたいことみんな詰め込んで訳分からなくなったり、逆に捨てるとなったらみんな捨ててあっさりさせすぎたり、今まで自分はこのさじ加減がうまくできずに失敗してきたんだ。 ▼そしてこれも毎度のこと。だからどうすればいいのかはよくわからない。よくわからないけど、まずは明日机の整理整頓に励もう、と思いつつ東飯能駅から川越行きの電車に乗り込む。これにて毎度恒例帰宅電車内一人反省会終わり。 ■■【感想】 阿部哲也(川越高校)▼やまんねは初めて伺いましたが、とても素敵な空間です。その中に居るだけで、思わず舞台に上がって何か台詞を喋りたくなるような、不思議な空 気が漂っています。こんな小屋を自前で持っているとは、天末線の方々は何て贅沢なんでしょう。 まずそれに感動しました。 ▼今回、泊まりがけで受診に来られた学芸大附属の皆さんはとても熱心で、時間を忘れるほど集中して、若林先生の指導を吸収されていました。 またそれが見る見るうちに上達していくのですから驚くばかりです。 最近すり切れ気味でしたので、皆さんから元気とエネルギーを分けてもらった気分です。 ▼さて、私はひたすら客席から眺めているだけでしたが、例によって感じたことを幾つか書き連ねてみます。 今回のテーマは「芝居を立体に組み立てること」 「台本が床(平面図)で、舞台に立つ役者たちが柱だけど、それだけでは立体にはならない。柱(=役者)を繋ぐ梁(=芝居の線)があって初めて家(=立体的な芝居)になる」 若林先生のこの説明が言い尽くしていますが、「アレッ」ととぼけて相手を見る、全ての役者が舞台上の出来事に反応する、放物線で台詞を喋って相手に入れる、役者のベースを決め、それに乗って演技する事で相手の反応まで引き出す…人物同士の関係性をハッキリさせるこれらの仕掛けの一つ一つが重なり合うに連れて、舞台がかき混ぜられて沸き立ち、観ているこちらに迫ってくるように感じられました。 ▼それを観ながら思ったことは、これらの演出を次々に繰り出しながら、役者がより気持ちよくなる方向に導いているな、という事でした。役者同士が演技し易く、納得できる芝居になることを目指しているような感じとでも言いましょうか…ウーン、上手く言えないのですが、これが先生のよく言われる「快感原則」って奴なのでしょうか。 ▼もう一つ。 二日目の朝、基礎練の一環で「ロブ」を指導されているときに、「腹筋もストレッチも滑舌も、全ての基礎練がバラバラではいけない。一つ一つが組み合わさって、その日の稽古に向かう身体ができ上がっていかなくてはならない。その為の基礎練だ」というお話しが印象に残りました。その意識がないと、単にメニューをこなす為の基礎練にしかならない。分かっているつもりでしたが、そこまで意識的にメニューを組んでいなかった事が反省材料でした。
▼【今までの流れ、これからの予定】
劇団トラアナが始まったのが2009年5月16日(土)です。 今年度の前期が震災の影響やらなにやらで実施出来ませんでしたが、おかげさまで3年間が終わろうとしています。過去の資料をめくってみたら、なんと合計52回も実施していました。 最初はもう開き直って「私の芝居づくりの知識を今の内に埼玉の先生に伝達しておきたい」という気持ちで始まりました。もちろんそれは今も変わりありません。 しかしやっていく内に、「演劇の道場」の形をとりながらも、今や「顧問の演出感性をアップするプログラムを完成させる実験室」の呈を示しています。いわば文字通り「大学の中の演劇研究室」もどきになっています。 だれでも出来る「高校生に芝居を教える(演出する)本質的で効果的な方法」、しかも「確実に積み上げることでそれが可能になるプログラム」。 来期、演劇の道場の形はそのままに、もう少しそれをみんなで確かめていきたいと思っています。 とりあえず、活動の柱は以下の3つです。 ①演劇道場&演出プログラムの実施・研究 ②若林トラ医院 ③劇団トラ医院としての本番公演 2012年度前期の1回目がいつになるかはまだ判りませんが、またヨロシコです。 ▼【今年度最後、7回目の若林トラ医院・案内です】 【日時】3月26日(1日) 27日(午前のみ) 【患者】学芸大付属高校演劇部 【芝居】島根の亀尾さんの作品「お人魚」 【場所】秩父・横瀬の「天シアター・やまんね」 秩父のやまんねに合宿で「トラ医院」実施です。 浅田先生は、ご自分の仕事を皆さんに「開きたい」と思ってらっしゃるむきもあり、「若林医院」ではなく「若林トラ医院」としての実施は、実は浅田先生からのたっての希望です。 時間の詳細は後ほど連絡しますが、武甲山を仰ぎ見ながら、じっくりと治療を試みる予定です。 私の秘技が出るかもしれまへん。お見逃し無く・・・。ハハ。 お手すきのむきは、是非ご参加下さい。 宿泊参加もぜんぜんOKです。 (宿泊代は貸し布団代300円?のみです。風呂は10分歩けば武甲の湯か丸山鉱泉の湯(私の家の隣)があります。やまんねの前は大きなグランドで、いつでも野球できます。) トラアナのメンバー以外の参加もぜんぜんOKです。 秩父観光をしながらの参加もぜんぜんOKです。 美味しいお酒も飲めまっせ~。 26日の夜が思いがけずの「劇団トラアナの忘年度会」になったらステキっすね~。ハハ。
【日時】2012.2/26(日) 1:00~16:30
【場所】尚美学園大学・演劇演習室 【参加者】 小池 豊(秩父農工科学) 茂木美好(浦和南) 浅井紀子(川口総合) 阿部哲也(川越) 小宮正三(城北埼玉) 田中実(所沢おおぞら特別支援学校) 佐竹純一(正智深谷) 奏平(劇団SHOW) ■■【活動内容】▼いやあ~、なんだかんだと、結局4回目の「夢プロ」。 不遜にも、演技の上達の具体的なプログラムを含む形で、演出の上達の具体的なプログラム完成を目指しています。 おかげさまで、少しずつ「夢プロ」は進化しつつあります。 今日は、前回の大石先生のアドバイスを取り入れて、演出の3つの課題を順番に限定して、そのつど全員で見合う方法をとってみました。 ▼テキストも含めて、とても詳細をここにアップ出来なので、4月からの来期、ぜひ「演劇道場」に足を運んで下さい。「道場」なので、好きなとき、都合がいいときの参加でOKです。「いつも参加してないので参加しにくい」という<負い目>のようなものは無用です。私も教員でしたので、とても毎回なんかは出られないのはよく解ります。まあ、「縁」みたいなものもあるかもしれませんし・・・。来期ぜひ気楽にどうぞ・・・。 ▼これで一応今年度はお仕舞いですが、みなさん、もうチョット頑張ってみまひょう。 3年間のトラアナの一応の区切りなので、昔の写真を少し再アップしてみました。 (写真↓ 2009.3月 「紳士」の本番) ■■【感想】 コイケユタカ 秩父農工科学~コイケ氏に、4回の「夢プロ」を総括してもらいました(鉄)▼自分は役者だったので、もう純粋に楽しかったですね。実は前日朝まで飲んでヘロヘロだったのですが、芝居の快感のお陰で不思議と元気にやれました。ただ、相手役の浅井先生や演出の茂木先生がお酒臭くなかったか心配で・・(+_+;)・・スミマセン。 ▼さて、1回の講座で「基礎連から大会直前演出まで」一通り勉強できるという、ミニコンパクトで夢のような超不可能なプログラム、略して「夢プロ」もとりあえず一区切りなので、ここで少し総覧してみましょう。 プログラムは、ザックリ言うと演劇部で数ヶ月かけている芝居作りを1日に濃縮したもの。その分、脚本も1/60の1ページで、上演時間もだいたい1/60の1分間というミニコンパクト。たまにしか集まれないトラアナとしては、濃縮体験を自校で還元してもらうやり方がベスト、ということですね。 ▼具体的におさらいしておきます。 ・基礎練習15分 ・スロー筋トレ(筋肉を意識し血液を流す)=3分 ・ストレッチ(さらに血液を流し身も心もリラックス)=5分 ・演技へジャンプ(響く声+驚きなどで演技のスイッチオン)=7分 ・立ち稽古2時間30分 ・動きのデッサン(演出主体で立ち位置や動きなど仮決め)=15分 ・気持ちのデッサン(役者主体で悲しいか嬉しいかなど仮決め) ・細部の演出やみんなで検証に約2時間 ・そして総括ミーティングに約30分です。 ▼「細部の演出」の部分が、トラアナを重ねる毎に焦点化されていって、先日の今期最終回では ・「気持ちの確認と調整」 ・「驚きの明確化と調整」 に焦点を絞ってトライしました。「調整」という言葉は自分が今勝手に書いただけですが、例えば役者が「憤って言う台詞」があったとすると、それを演出側から「ならもっとこう大きく表現すれば」と拡大してあげたり、逆に説明っぽい演技を抑えたり、といったことです。 驚きの方も同様、「何に驚いたの?」「いつどの刺激で?」「それなら相手を見てストップしてみようか」などと一つ一つ演出していきます。 ▼最後に個人的な感想。やはり「気持ちのデッサン」で役者=生徒に「任せる」ところが欠けている、ということが体験を伴って理解できたのが自分には大きかったです。任せずにこちらで演出してしまうのは、部員を信じてあげてないということですし、言い換えれば「今は自由にやらせておいても最後にちゃんと仕上げられる」という自信が持てないからでもあります。結果として自分は「主体的に舞台に存在する快感」を役者から奪ってしまいがちです。 ▼実際は、最初に我慢して任せておいた方が、最後にはいい芝居になります。喩れば「素材をちゃんと育てれば料理は自ずと美味しくなる」ということですね。自分は不安感からどんどん調味料をふりかけちゃってました。素材を生かしたくてのことだとしても、出来上がりはシェフの意図が鼻につく料理になってしまうわけです。「良く出来てるんだけど、なんか作られた味だね・・」ってな感じで・・・。 う~ん、また現場で改善に取り組んでみます! ▼と、このように確実に進化を遂げているトラアナ。 みなさん、また来期も「演劇道場」でワイワイ愉しんでいきましょう! 若林先生&劇団SHOWのみなさん、ありがとうございました! (写真↓ 2009.12/25 忘年会) ■■【感想】 阿部哲也(川越高校)~阿部先生も、昨日の総括的なことを記録してくれました。(鉄)▼記憶が薄れないうちに、個人的な備忘録のつもりで学んだ(と思った)ことを書いてみます。 まず、何をやったのかを時系列順に。 演出の作業工程として、まず動きと気持ちをデッサンする。←私はこれが苦手。 ●●1.「動きのデッサン」で役者の動きをまず決める。これが芝居の叩き台になる。 ●●2.次に役者に「この台詞はどういう気持ちで言うのか」を検討してもらう。漫然とただ喋るだけでなく、シーン毎、台詞毎に役柄の気持ちを考える作業。役者の内側から湧き上がるものを見つけてもらう。 ●●3.「気持ちのデッサン」をする。2で役者に見つけてもらった気持ちをベースに、登場人物の感情を仮決めする。 ▼ ここまでは、演出はあまり自分の考えを押しつけない方がいいらしい。「そこで笑って」ではなく、「そこどんな気持ちで言いました?」と役者の考えを聞いて、アイデアを役者から受け取る。仮に「嬉しいから」言ったのなら、「じゃあもっと喜んでみて」とそそのかしてみる。 ▼ 「ああしろこうしろ」と指示ばかり出すより、役者の自発的な演技を引き出す方が、その本来の魅力を発揮させることになるってことでしょうか。 ▼ 役者は自分の感情に集中し、演出は舞台に起こっている出来事に集中する。 ▼ 自分のやり方は、まず演出が喋り、説明し過ぎていたようです。ついでに、あれこれ指示を出し過ぎだったかも。 ●●4.こうして演技のアウトラインを決めてから、演出ポイントの実習として「ストップ」だけ、あるいは「線」だけを意識した演出。 ▼ 「感情が動くと動きが止まる」←理屈では分かっているんですが、感情の動くポイントを見抜く感性がまだ鈍いみたい。結果、「ただ止まっているだけ(コイケ先生)」になってしまって、人物同士の関係性が劇的に立ち上がって見えてくるまでに至らない。 ▼ あれもこれもと欲張らず、たった一箇所だけでもよかったかもしれません。「ここを見せたい」というポイントを押さえるだけでも、優れた演出になったはず。 ▼ 「芝居の線」に関しては言わずもがなでした。気持ちと気持ちのぶつかり合い、台詞と台詞のせめぎ合いで線を作り、場の中心を際立たせてお客さんを魅了する演出はまだ遙か彼方のようです。 * 「やり難かったでしょ」と若林先生に言われました。確かにやり難いと感じました。そして、「多分そこが阿部さんの欠点」と指摘もされました。うーむ、なる程。 今回のトラアナの収穫 早く結果を作ろうと焦らないこと。 材料の良さをまず見極めて、それを最大限に引き出す工夫に集中すること。 芝居は演出のものではなく、演者のものである。 ……まだまだっすね。精進精進。[阿部] ■■【感想】 田中実(所沢おおぞら特別支援学校)~個人的事情で久々の参加でした。 ▼基礎練をし、2つのグループに分かれ、私は青木役をやりました。 大まかな動きのデッサンで、何度か通しをする中で、芝居がすっと流れるような感じを受けたのが1度だけありました。いい感じでした。 ▼その後、気持ちのデッサンをしたのですが、私にはなんとなく、中川と話したくない程度の気持ちで、台詞一つ一つに気持ちを表す事ができませんでした。 そして、芝居の中にストップを入れて、再度やりましたが、どうも意識しすぎて、変なストップになってしまったようです。あじゃー!! ▼私の代わりに尚美の学生さんが入って演技をする時は、演出の側に立ってみていましたが、ぜんぜんイメージがわかず、あれ!?みたいな感じでした。昔はこんなじゃなかったな!! ▼演劇部顧問から離れて5年、なんか演劇的な感度がなくなってしまったような、そんな私を感じた日でした。まあ、演技は昔から下手でしたが・・・・。でも演劇が短時間にどんどん作られていく過程を経験しながら、この方法をつかえば、またいつか、演劇の指導を生徒にできる日がくるかもとも思いました。 ■■【感想】 小宮正三(城北埼玉) ▼「夢プロ」となって2回目の参加でした。約3時間、基礎練から演出の一応の形付けまで、時間を区切っての流れはてきぱきと緊張感を伴って進んでいきました。 ▼基礎練は継続の力を再認識。もともと身体の硬い私はストレッチが非常に苦手、でも“血液の流れ”を感じることに意識を集中していると苦痛と快感がともにやってきます。勿論、継続してより柔らかい身体を目指すべきなのですが・・・。 ▼稽古の部では、中川役で参加、相手の青木役が田中さん、演出が阿部さんのチームでした。ちょっとブランクがあったものの短い台本は概ね頭に残っており、気持ちと動きとをどう作っていくかが今回の私のポイントでした。 ▼動きのデッサン、気持ちのデッサン、と順を追う中で、まず演出が指示するのではなく、役者が気持ちをつかむのを待ち、それを生かしていくという流れが鍵でした。役者が台本に向き合い気持ちの流れをつかむ、この基本的なことをどこまで役者の自主性に任せて引き出せるか―演技が生きたものになるかそうでなくなるかはここに鍵があるのだと、若林先生の言う「急がば回れ」が示しているのでしょう。顧問が陥りがちな指示に急ぐ傾向を根本から見直す必要があるようです。 ▼参加するごとに新しい発見があるとても貴重な“道場”トラアナなのですが、新年度から勤務態勢が変化し、参加し辛くなりそうなのが残念です。 ■■【感想】 佐竹純一(正智深谷)~トラアナ終了時のmiのときにやって来た佐竹先生の感想です。(鉄) ▼今回は遅刻して、反省会だけの参加となりました。 ・役者の主体性(やる気)を殺いでしまう演出のやり方。 ・おどろくことで密度が生まれること。 ・見た目は一番あと。 といった感想や若林先生のコメントが心に残りました。 ▼トラアナの活動を3年間してきて、勉強になることばかりでした。 とにかく必死でそれを学んでは実践し、実践しては学びの 繰り返しの毎日です。 今まで実践してきたものがあるから、学びがよく理解できるし、よく学ぶので、それが実践に生かされます。 また来シーズンも頑張りますので宜しくお願いいたします。 ■■【感想】 奏平(劇団SHOW) ▼今日のトラアナの稽古で阿部先生と同じ演出の目線から稽古が出来て本当に勉強になりました。普段は役者の目線からしか勉強出来てないので、演出の目線からだと役者の目線からは得られないものがたくさんあると気づきました。 ▼そして今日はストップと気づきの稽古を重点的にやって、SHOWでは味わえない様な若林先生の演出を受けられて良かったです! 【日時】2012.2/18(月) 1:00~18:00【場所】尚美学園大学・演劇演習室 【参加者】 小池 豊(秩父農工科学) 茂木美好(浦和南) 浅井紀子(川口総合) 大石敦子(松伏) 東村ゆりか(松伏) 井上歩(劇団SHOW) 初野ゆうな(劇団SHOW) ■■【活動記録】 ▼いやあ~、「夢プロ」も3回目になりました。 少しずつ進化してきていて、もう一つと言うところです。 今回は出席者が少なかったのですが、あえて実施しました。おかげで密度濃くできたし、方向性もハッキリ出てきました。このまま次回に滑り込みたい感じです。 しかしながら、3月18,19日の劇団SHOWの公演や、他の行事のために、どうも3月中は尚美でのトラアナ実施は難しいようです。 そこで、次回2月26日(日)に10回目のトラアナを計画しました。 お手すきのむきは、是非ご参加を・・・。 ■■【感想】 小池 豊(秩父農工科学) ▼A(大石演出)とB(コイケ演出)の二チームに別れて、今回も『職員室』に取り組みました。短編芝居づくりを通して、いかに演出のキモの部分を「抽出」できるか?という試みでしたが、自分は「形を整える」だけで(いやそれさえも中途半端で)終わってしまいました。でも、浅井さん、東村さんと短い時間懸命に取り組んだ稽古は、集中していただけにどんどん進んだし、すごく楽しかったです。 ▼若林先生の直しでは、テーマであった「抽出」を目の当たりにできました。「アゴを止めて低く『どうします?』って言ってみて」と、こんな指示だけで、茂木さんの存在感が立ち上がり、話し相手として青木を狙う中川の欲望まで表現されてきました。 ▼浅井さんが終盤に見せた「あーおたくの吉川ねえ」あたりのドンと在る感じも見事でした。Bチームですったもんだしてたことや、以前のトラアナや研究会での経験などなど、いろんなことの蓄積もベースにあったと思いますが、最終的にそれを引き出す術がサスガです。▼個人的に感銘を受けたのが「たまる」「ためる」というキーワード。「あれ?」で対象との間にエネルギーがたまる。そこが芝居の一番オイシイところであり、映画などの映像表現が敵わないところだと思います。結果、エネルギーがたまると、そこに観客の視線も集中し、いわゆる「芝居の線」は観客を含めた全てを一点に渾然とするほど強くなる・・・理想の劇空間ですね! ▼ミーティングも毎度のことですがめちゃめちゃ楽しくて、かつ、今後の指針として豊富なアイデアも出て、大変有意義でした。 文句なく充実したトラアナで、参加できなかったみなさんには申し訳ない言い方ですが、すっごくお得な半日でしたよ!ゴンちゃん・ハツナちゃん・タッくんもありがとでした。 ・・・強いて言えば、スクワットは5回じゃなく4回がいいなぁ(+_+;) ■■【感想】 浅井紀子(川口総合)▼今日はお疲れ様でした。 私にとって久しぶりのトラアナで少人数で濃い体験ができました 「頭でやらない」「解放」というのが実体験できたように思います。 ▼若林センセがおっしゃる「気持ち良い」ってコレかなと思いました ビリビリッときました。次回がとても楽しみです ありがとうございました ■■【感想】 初野ゆうな(劇団SHOW) ▼初めて参加させていただいて、普段は教えてもらう側の自分が先生方に小さな事ですが、ストレッチなど教えるなんてめったに無いことなのでとてもドキドキしました ▼しかし、やはり自分はまだまだロブだったりハリだったりがしっかり理解出来てないためなかなか先生方に上手く伝えられず「あぁ、自分はまだまだダメだなぁ」と思いました。 ▼若林先生以外の先生に演出をつけてもらうのは初めてで、他の先生の演出を受けてみて、やっぱり先生って凄いんだなぁと思いました!大石先生の演出を受けてから、先生の演出を受けた時とても楽になった気がして、また動きと感情が繋がりやすくとても楽しくなりました。 大石先生の演出も先生の指導を受けるたびに変わっていき、少しずつ中心などが見えるようになってきて、ほんとにびっくりしました! ▼今日トラアナに参加させていただいて思った事は、「やっぱり先生はすごい!」でした! 今日はお疲れ様でした。ゆっくり休んでください。
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